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皆さんくぉーんヴぁーんわー!w

 ってことで…
仕事が忙しいんです!orz

クソイソガシスです…orz

もうちょっとしたら多分暇になるかも知れないけど
ちょっとわからないので、正直言いますと
疲れて書く気にならないorz

でも頑張ろうと思いますw

ってことで!
クルネココーナー復活ということで!
クルネコあとよろしく!!

クルネコ「はい♪お久しぶりにございます♪」

では早速…

sinob@国王様へ♪

コ…コココココルネ様が~;;
この世に戦乱をもたらした邪剣が
グレ様の手に!><
どうなってしまうのでしょう!?


フロースヒルデ様へ♪

急に出ていただけて本当にありがとうございます♪
噂では三大ネコっていうのがあるそうで
元帥様、大佐様、そしてその中に私クルネコの
名前があってビックリいたしました!
でもだいぶ前の噂でございますゆえw


しゃにむに 様へ♪

ご愛読いただきましてありがとうございます♪
リンクの件は是非よろしくお願い申し上げますゆえ♪
これからもご声援よろしくお願い申し上げます♪


もちもちぱんだ@オリアレス

あ、お父様だ~!
お父様だお父様だ~!
オセロやりましょう♪


それでは、今回はこれにて失礼いたしますゆえ♪



ってことで、下に流浪戦記Ⅱ第24話を更新してあります!

是非読んでみて突っ込みや感想をコメコメ~w
よろしくお願いします^^

それでは今日はこの辺で~


コルネ「俺は灰になったのか?剣になったのか?」

ガンツ「ふん…どちらでもいい、死んだことに変りはない」

コルネ「む?ガンツ…お前」

ガンツ「どうした?」

コルネ「キャラちがくね?」

ガンツ「そりゃそうだ、俺は未来からきたガンツだ」

ってことで、3部の作成(妄想)も順調です!

これ以上はダメーww

見せてあげないw

お楽しみに~w
# by kurukurune | 2008-08-08 00:27

流浪戦記Ⅱ第24話

流浪戦記Ⅱ第24話

 ザ…ドサ…。

コルネ「…。」

オリアレス「コルネ!!」

闇に覆われた空を見上げるように、仰向けに大の字を作り
倒れたコルネを、オリアレスが抱えた。
もうコルネに息はない。

オリアレス「コルネ…これは…」

グレ「俺達闇の者に、安らかな眠りなどない。」

サラサラサラ…。

生を終えたコルネの器となっていた体は、オリアレスの手を
すり抜けるようにゆっくりと灰となった。

オリアレス「くっ!」

残されたコルネの灰を両手に強く握りしめ、槍を持ち
立ち上がったオリアレス。

アステガ「邪剣の隠し場所はそこでしたか…」

グレ「貴様でも気が付かないわけだな」

アステガ「ふふ…そんな物、今の私には必要のないもの」

ザっ!

オリアレス「そうだ、アステガ…お前は俺が倒す!」


↓零斗vs獣王メイオウ↓


メイオウ「グルルルル…!」

零斗「伝説の獣王…」

シャキン!

ナイフを構えて、メイオウと向かい合う零斗

零斗「私で止められる…?いいえ…止めてみせる!」

メイオウ「汝は闇の者、何故刃を我に突きたてようとするか?」

零斗「な!?明確な思考を!?」

メイオウ「問いに答えよ。何故我に刃を突き立てるか?」

零斗「この戦いを…終わらせて、平和な未来を!」

ググっ…と姿勢を低く取り、メイオウに今にも襲いかかる
気迫を放つ零斗。

メイオウ「我と汝の技量の差、判らぬ程愚かではあるまい?」

零斗「ええ、分かっています。ですが…あなたを止めないと…」

メイオウ「無駄と判っていながらに、向かってくるか…良かろう」

未来を勝ち取るためには、このメイオウのいる砦の制圧が重要な
鍵の1つとなっていた。
メイオウの存在により、連合騎士団が周辺までしか
進軍できずに撃退されていたからだ。

キキ…ギシ、シャキン!

両手首にはめる大きなナイフを装備し、メイオウに挑む零斗。

零斗「未来を守るため!あなたを倒す!例え刺し違えても!」

ザシュン…!

低い姿勢から勢いよく走りより、メイオウの攻撃射程に一気に
詰め寄る。

メイオウ「捨て身であれば我に届くと思うてか!」

大きく鋭い前足が間合いに入る零斗を襲った。

ザっ!ガッ!ヒュン!

メイオウ「!?」

零斗を捕らえたはずの大きな爪は、大地を大きく切り裂いていた。
メイオウの目の前から一瞬にしてメイオウの頭上高くに
逆さまになるように飛び、襲いかかろうとしたが。

メイオウ「ふん…見切れぬとでも思うてか!」

ガシャーン!

メイオウが後ろ足で大地を割る程の衝撃を放ち、上に飛んだ。

零斗「な!?くぅ!!」

一直線に襲いかかってくるメイオウに対し、体をひねるが間に合わない。

メイオウ「その程度で我に刃を向けたこと、嘆くが良い!」

零斗「私にもできるか…グレさんのような鮮やかな動き…うぅああっ!」

バサっ!

メイオウ「!!」

メイオウの牙は空を噛み、獣王と呼ばれたメイオウが一瞬見とれた。
翼を開き、体をピンと伸ばしきり、鮮やかな月を描いくように
メイオウの牙を避けた。

地面に着地した、メイオウに続き、フワっと舞い落ちる羽のように
静かに地面に着地した零斗。

メイオウ「白月の花とは、汝のことであったか」

零斗「昔のことです、今は平和を願うただの人間です!」

ヒュンヒュン!ザザっ!

またも同じように向かって行く零斗

メイオウ「同じ手とは愚かな!」

ガシュガシュ!

メイオウ「!」

走り出す前に、ナイフを2本投げていた零斗
一瞬のメイオウの迷いによってほんの少しだけの
隙を作り攻撃する零斗

零斗の刃が左、右と連続してメイオウの首元に突き立てられた。

カキン…キン!

零斗「な!?」

メイオウ「無駄で…あろ?」

確実に突き刺さるはずの刃が2本とも弾かれた。

零斗「くっ…!」

すぐにメイオウの反撃がくる、それを避けなければ…
反射的に体が動いたが…

ザッ…。

零斗「な!?」

ブォ!ガシュ!

零斗「ぐっく!!」

一気に間合いを取れるはずの脚力がなくなっていた。
おまけにスピード、技、力までも極端に落ちていた。

メイオウの攻撃に反応すらできず、攻撃を受けた零斗は
人形のように吹き飛ばされ、激しく地面に叩き付けられた。

零斗「かはっ!ぐっ…う、うぁあああああ!」

激しく地面に叩き付けられ、呼吸が出来なくなり
呼吸が整うか整わないかのところで、左肩から下に激痛が
走り、左肩を押さえて地面に転がりもがく零斗。

零斗「ぐぐ…い、いったい…なにが…?」

なんとか立ち上がった零斗、しかしその押さえた左肩から
下はダラリとぶら下がるように地面を向いていた。

零斗「くっ!腕が…折れた。」

メイオウ「汝の技、身のこなし、全てを我が封じた」

シュル…

零斗「くっ!ぐっ……!くぁあああああ!」

バキリィ…!シュルシュル…

メイオウ「!!」

髪をキツく縛っていた厚めの細長い布を外し
右手で左腕の折れた個所を思い切り強く握り、骨を正常な
位置へと無理やり戻し、髪を縛っていた布を左腕に巻いた。

グっ…。

零斗「握力はなくても、これで多少動く…」

零斗の瞳に宿る光は失われず、メイオウを睨み上げる。

メイオウ「汝の心、偽り無きもの…我が牙で汝の心に答えよう!」

スピード、技、力、そして左腕まで封じられた零斗に勝機はないに
等しい、しかし零斗は諦めない、爪を外し、ナイフを右手で構えて
メイオウを倒そうとメイオウに挑む。


ザ…ザ…。

ガンツ「あれは!零斗殿!?」

カイトス「はぁ…はぁ…メイオウ!ガンツもっと近くへ!」

ガンツ「え!でもカイトス様、今の自分達では…」

カイトス「いいから早く!」

ガンツ「わ、わかったっす!」


メイオウ「消えよ!」

ズアァアアアア!

大地を切り裂きつつ牙を剥き出しで零斗に襲い掛かるメイオウ。

零斗「あなたを止める…叶わなくても…道連れにしてやる!!」

ナイフを構え、襲い掛かるメイオウに対して真正面で待ち構える。

突然、翼の形をした零斗を包む優しい光が現れた。

零斗「なっ!?これは…!?」

メイオウ「ガァアアアアア!」

どうやらメイオウには光は見えていないようだった。

???「まだ、死んじゃダメ…」

零斗「その声…ク…!」

声の主の名前を聞こうとしたとき、少し離れた場所から大きな
声が聞こえてきた。

カイトス「封魔!!零斗さん!生きて帰るんです!」

メイオウ「我が牙でその生涯を終えることを誇るが良い!」

メイオウの大きな牙は、寸前のところまで迫っていた。

零斗「はっ!くぅうう!!!」





    ガシュ…!




ガンツ「……!」

カイトス「……!」

メイオウ「……。」

零斗「くっ…ぐっ…ぅ…!」


ポタ…ポタ…。

地面に血がしたたり落ちた。

メイオウ「我をここまで追い詰めた者は、汝が初めて…」

一瞬にして高く月を描くように飛び、メイオウの右目を
ナイフで突き刺したまま、力を込める続ける右手。

連合軍「うおおおおおお!」

ガンツ「はっ!こっちっす!友軍がきたっすよ!」

零斗「くっ!」

恐ろしい程の眼光を放ち続ける零斗が向ける視線は
連合騎士団であった。

カイトス「零斗さん!?」

零斗「来るなぁああああ!」

ヒュンヒュンヒュン!!

手持ちにある全てのナイフを連合軍の進行方向寸前の
足元に刺し、連合軍の進軍を止めた零斗。

白銀騎士団「零斗!血迷ったか!?」

カイトス「零斗さん!なにを!?」

カイトスが問い詰めるように零斗に言葉を投げかけると
それまで鋭い目をしていた零斗の表情が優しくなり

零斗「獣王と呼ばれていても、ただ…子ども達を守ろうとしただけなんです」

メイオウ「…!?」

零斗「そうですよね?」

カイトス「子ども…?」

零斗「見てください」

崖の上を指差すと、そこにはまだ目も開かない子犬のような
メイオウが3匹いた。

子犬メイオウ「ミーミー!」

ガンツ「でも最初から無事だったなら、何で戦ったっスか?」

零斗「多分、アステガの結界に閉じ込められてたとかでしょう」

カイトス「どうしてその結界が…?」

零斗「さっき、私を助けてくれた時の封魔ですよ」

カイトス「あ…」

ガンツ「なるほど、封魔でアステガの結界まで解除したっスね!」

零斗「そうです、ですが、余裕の無かったメイオウはそれに気が付かず」

カイトス「子を思うあまり暴走してしまった?」

零斗「知的なメイオウが意味のない戦いをするのはおかしいですから」

ガンツ「戦わなくていい方法はなかったスか?」

零斗「多分、メイオウが死ぬと子ども達まで死ぬっていう感じでしょう」

メイオウ「我の暴走を止めんが故に、目だけを…」

零斗「暴走を止めるためとはいえ、あなたの光を1つ奪ってしまいました」

零斗は悲しい表情で自分でえぐったメイオウの目を撫でた。

メイオウ「我は汝から光を三つ…眩しい光をもらった…」

ザ…「アォーーーーー!」

メイオウが突然遠吠えをすると、モンスター達が道を開けた。

メイオウ「我等も望む平和という未来、汝等なれば…行くがいい。」

零斗「メイオウ…ありがとう。」

カイトス「平和を望む心は、モンスターも人も同じ…」

零斗「メイオウに手出しする者はこの零斗が許さない!」

ガンツ「おお!?」

白銀騎士団「承知!全軍、白銀の将のもとへ急げ!」

カイトス「ガンツ、私達も行きましょう!」

零斗「う…あ…」

ガクンと膝が折れるように倒れそうになった零斗。

ガシ!

ちと「零斗さん…」

零斗「ちと…さん」

sinob「すげぇな…お前は、少し休憩しとけ」

零斗「はい…。」

↓センナvs聖獣ライオウ↓

ライオウ「我が名は聖獣ライオウ、汝の名は?」

センナ「我が名は、白銀の騎士センナ!」

ライオウ「汝、何故戦う?」

センナ「私は…。」
                       流浪戦記Ⅱ第24話終
# by kurukurune | 2008-08-08 00:19 | 流浪戦記Ⅱ第24話

るろーせんきー!

 皆さん更新お待たせしました!

今回は流浪戦記第22話・23話の2話連続更新です!

ネタが切れそうです!w

最終話まであと少しかも知れません!

ラストスパート!っていきたいところなんですけど

ここで新作品のご紹介です!

あのシリアスが売りの流浪戦記がなんとー!

果汁100%ギャグメインの作品が登場!

その名も流浪戦記大運動会!

流浪戦記Ⅱが終わり次第開始!

がんばりますw

※最近コメントのお返事をしてませんでした
コメントをくださってる皆様、本当に申し訳ありませんでした。
この場をお借りしまして、深くお詫び申し上げます。
これからは、シッカリと読者の皆様にコメントをお返しいたしまして
読者の皆様と一緒に、この流浪戦記をより良い作品にと
思っています。大変身勝手ではありますが
どうぞ、これからも皆様からのコメント、及び応援
よろしくお願いいたします。


流浪戦記Ⅱ本編
↓22話の下に23話が続けて更新してあります↓
# by kurukurune | 2008-06-30 03:25

流浪戦記Ⅱ第22話

       流浪戦記第22話


↓sinob vs 魔獣↓

sinob「さて…続きだ」

魔獣「グルルルルルル…!」

サウス軍が新開発したロボット
アイアンウイングに乗り、魔獣と向かい合うsinob

そのsinobの後ろには、色違いの同じ形のロボットに
乗った兵士達がモンスター達を食い止めていた。

sinob「さっさとケリをつけようぜ?」

sinobのその言葉に、魔獣も同意見かのようにお互いに身構えた。

魔獣「ガルルルル…」

sinob「そんじゃぁ…いくぜぇ!!」

ガシャン!ズザザザザ!

硬直を破ったのはsinobだった。
最初の一歩を踏み出したと同時に、加速装置によって
一気に魔獣を自分の間合いに入れた。

魔獣「ガァアアアア!!」

上手く魔獣との間合いを計り、絶好の位置で左アームで攻撃を繰り出した。

ガシーン!

sinob「お!?」

しかし、sinobの間合いは、魔獣の間合いでもあった。

魔獣「グガガガガガ!」

左アームで繰り出した攻撃を魔獣の大きな右爪とぶつかり
お互いの攻撃が止まった。

魔獣「ガァ!」

すぐに魔獣の左爪の追加攻撃がsinobを襲った。

sinob「くっ!このやろう!」

ズガシャ!

魔獣の左爪を、今度はsinobがロボットの左蹴りで止めた。

魔獣「ガァアアアア!」

sinob「うお!?」

左足で止めたことによって、重心が右足だけになったところを
魔獣が両足を踏ん張り、魔獣に押されるsinob

ズズズズズズ…。

sinob「うおおおおおお!」

ガシャ!ズバァアアアア!

魔獣「ガ…ガ…!」

魔獣の物凄い力を、ロボットのブースターを全開にし
魔獣の力と互角の力でその場に数秒留まった。

sinob「くっ!これでどうだ!」

ガシャン!ジャキン!イィイイイイイイ!!

ロボットの空いてる右手にチェーンソーつきの大きなナイフを装備
し、魔獣の顔の丁度中央を貫くように狙った。

ビキビキビキ…ドゴガァアアアア!

魔獣「!?」

sinob「なに!?」

魔獣の顔を狙った瞬間に、sinobを魔獣の力のぶつかり合いに
耐え切れなくなった地盤が、sinobと魔獣を中心に数メートル
の規模で崩れたのだ。

グラ…

sinob「くっ…!」

バランスを崩しながらも、魔獣から目線を離さないsinob
砕け飛び交う岩の上に乗り、sinobを見る魔獣。

フワッと浮き上がる岩を叩きsinobに岩を飛ばす。

ヒュ…ヒュ…!ドカ!

sinob「くが…!ぬあ!」

sinobの額に叩き割られた岩の破片が当たり、タラっと
赤い血がsinobの額から流れる。

ロボットに乗る前に受けた傷もあり、このままではやられる。

兵士「国王様!!」

周辺にいた兵士達が、岩盤が崩れる音のした方へ目線をやり
sinobの姿を見て思わず走り出していた。

sinobの両手にロボットを制御する操縦桿があり
その操縦桿をシッカリと握り直し、最大まで前に一気にスライドさせた。

sinob「うぉあああああ!」

アイアンウイングに装備されたブースターの出力を全開にさせて
魔獣に向かって飛んだ。

魔獣「グゥ…グルルルル!」

sinobがその行動に出ることを予測していたかのように
牙を剥き出しにし、殺意を向け、右爪を大きく振り上げた魔獣

シュゴゴゴゴ!

sinobが魔獣に向かい、魔獣がsinobを待ち構えるように…
お互いの間合いに入った瞬間に同時に攻撃を繰り出した。

ズバシャーーーン!

パラパラ…と砕け散った岩が降り注ぐのと同時に
sinobと魔獣も地面に着地した。

ガシーン…バシュゥウウウウ!

ズシーン…!

地面に着地したのはsinobだけで、魔獣はそのまま地面に倒れ込んだ。
地面に無事に着地したsinobのロボット、アイアンウイングも
右翼の付け根からオイルを噴出し、まるで腐り落ちたように
地面に鋼の翼が落ちた。

ビジジジジ…

兵士「国王!ご無事ですか!?」

sinob「あぁ…右翼と右腕がやられたがな」

右腕部分もショートしていた。

兵士「よくぞご無事で…」

sinob「魔獣は?」

魔獣「グル…ル…」

徐々に弱まる唸りと同時に、強くなる眼光の鋭さ
そして、魔獣が最後に残した言葉…。

魔獣「我等を止めたその勇姿…見事、だがこの恨み忘れるな…。」

そして、魔獣の瞳の輝きが失われた。

sinob「こいつ…やっぱ心持ってやがったのか」

兵士「国王?」

sinob「へ…へへへへ…。バカヤロウ…。」

同じ心を持っているなら、命を奪い合うこともなかったかも知れない。
共存の道さえあったかも知れない。
それが悔しくて、兵士には見せないが、魔獣を見ながら…
兵士達からは、背中で泣くsinobの姿が目に焼き付いていた。

sinob「戦況を報告しろ!」

兵士「はっ!アイアンウイングの導入により持ち直した後」

兵士「各地より敵モンスターの増援有り」

sinob「なに…?」

兵士「各軍に疲労が出始め、士気が落ち、劣勢と言えます!」

兵士「一度本陣にお戻りいただき、国王が指揮を!」

sinob「オリアレス達を孤立させるって言うのか!?」

兵士「このままでは全滅すると言っているのです!」

新兵器を導入しようと、援軍が来ようと
アステガの魔力の影響により、疲れを知らないモンスター達の
勢いに押される連合軍。

sinob「ギリ…わかった!右翼がやられて飛べない、頼む」

兵士「はっ!」

sinobのロボットを抱えるように、兵士2人がsinobを支えながら
本陣に下がったsinob

sinob「すまん、体制を立て直したらすぐに…」



 sinob及び全軍本陣へ後退。


↓連合軍本陣↓


兵士達「痛ぇ!痛ぇええ!」

治療班「しっかり抑えて!」

兵士達「ぐああああ!」

sinob「こいつは…」

兵士「これが今の状況なのです。」

ちと「あ、sinobさん」

sinob「ちと!その手はどうした?」

手に包帯を巻いたちとがsinobの前に駆け寄った。

ちと「ちょっと無理しちゃって」

アリア「……」

ちとの後ろで全身にガーゼを当てたアリアが眠っていた。

sinob「アリア…。」

ちと「大丈夫です、さっき眠ったところですけど命に別状ありません」

sinob「そっか、ガンツとカイトスはどうした?」

ちと「まだあそこに…」

ちとの目線は光の塔を見つめていた。

兵士達「陛下!敵の猛攻止まらず!このままでは!」

sinob「戦える者を集めろ!砦を作って止めるんだ!」

兵士達「それが、まだ戻れていない部隊も数多く…」

sinob「なぜそれを早く言わない!くっそ!どうする」

↓上空↓


???「進路はこのままでいいですね?閣下」

???「閣下はやめてって言ってるでしょう?」

???「ごめん、で、このままでいいの?」

???「うん、皆の力になってあげよう」

???「了解」

                   流浪戦記第22話終
# by kurukurune | 2008-06-30 03:17 | 流浪戦記Ⅱ第22話

流浪戦記第23話

  流浪戦記Ⅱ第23話


↓連合軍本陣↓

ノーザン女王「sinob王が戻られました、彼に従い切り抜けなさい」

ノーザン兵「はっ!」

サウス兵「国王!このままでは!」

戦況は劣勢、軍をどうやって展開しても、モンスター達の進軍を
止めることは困難な状況だった。

sinobは考えていた。

どうする?俺等のアイアンウイング部隊でモンスター達を引き付けるか?
いや、引き付けたところで無駄に戦力を消耗するだけか…
俺1人でならいいが、こいつらは絶対付いてくるしな…くそ!


兵士「国王!ご命令を!国王!」

sinob「……ん!?」

ヒュ~…ヒュ~…ドドガァ!

連合軍が混乱し始めたそのとき…

兵士「国王!あれを…!」

sinob「なんだ?」

モンスター達を爆撃し、友軍の退路を確保するように砲撃する飛空庭艦隊
9隻が現れた。

sinob「あれは…」


↓謎の飛空庭団↓

???「全艦隊!全砲門開け!一斉射撃!!」

???「味方に当てちゃダメだよ~!」

↓連合軍本陣↓

兵士「国王!すぐにあの戦闘飛空庭団の情報を調べ…」

sinob「あぁ、知ってるぜ?」

兵士「は?」

sinob「ありゃ空の住人って呼ばれる、フレイヤの人々だ」

光の塔での決戦を聞きつけて、援護に駆けつけた
元帥閣下とフロースヒルデを筆頭とするフレイヤの人々

↓戦闘飛空庭団↓

???「ねぇ、フロースちゃん」

フロース「何です?元帥閣下?」

元帥「閣下はやめてってさっきも言ったでしょう?」

フロース「ごめん、元帥、で?」

元帥「大佐は無事なのかなぁ?」

フロース「元帥と同じ部隊にいた大佐なら、無事だよ」

元帥「そうだよね!」

↓連合軍本陣↓

兵士「陛下!退路を断たれていた部隊が合流してきます!」

sinob「よぉうし!全軍補給を済ませた後、突破の陣で押し返すぞ!」

兵士「了解しました!」

sinob「フレイヤの人々に伝令!貴殿等の参戦、心より感謝すると!」

兵士「はっ!」


↓戦闘飛空庭団↓

元帥「全弾撃ちつくしちゃえ~!」

フロース「本艦2時の方向へ全速全身後、アンカー射出!」

元帥「え?どうしたの?」

フロース「敵の砲撃がくる」


↓光の塔・屋上↓


アステガ「ナッシングネス!」

バシュゥ…!

グレ「……」

コルネ「くっ…」

魔方陣が見えた瞬間にコルネを抱えて魔方陣から消えるように回避
したグレ。

アステガ「さすがと言うべきでしょうね…ふふ」

グレ「外が騒がしいが、これも予定のうちか?」

アステガ「いえ、予定外ですよ…」

グレ「その割りに冷静だな、何をする気だ?」

ス…っとフレイヤの人々の方向へ手の平を向けるアステガ。

アステガ「予定と違うものは、正せばいいのです…ふふふ」

ヒュィイイイイイ…

手の平に魔力を最大までチャージするアステガをグレは
止めもせずに見ていた。

アステガ「おや、止めないのですか?」

グレ「あぁ、止める必要もないからな」

アステガ「ふふふ…やはり貴方は闇の住人ですね…ふふ」

ズババババババァ!

アステガの手の平から凄まじい程の魔力が一気に放出された。


↓戦闘飛空庭団↓


フロース「リフレクションウォール増幅装置起動!」

元帥「なにあれ!?なんかくるよー!!」

フロース「大丈夫」

元帥「本当に…?」

フロース「リフレクションフィールド展開!」

飛空庭の庭にソーサラーが3人立ち、機械に向かって
リフレクションウォールを放つと、機械によって
増幅された強力な3つのリフレクションウォールが融合し
巨大なリフレクションフィールドが出来上がった。

フロース「元帥、こっちへ」

元帥「うん」

元帥を守るよに抱きしめ、叫んだ

フロース「総員対ショック準備!」

そこへアステガの放った強力な魔法が飛んできた。

ズガガガガガガガガガ!

元帥「ひぅ!?」

フロース「くっ…!なんて魔力…被害は!?」

通信にんじん「リフレクション出力40%に落ちました」

フロース「たったの一撃で…」

元帥「だ、大丈夫なの!?」

フロース「ええ、もう砲撃はありませんから」

元帥「え?」

↓光の塔・屋上↓

魔法を放ったそのままの姿勢でフレイヤの人々を見るアステガ

アステガ「ほぉ…これが貴方の余裕の根源でしたか」

グレ「貴様ごときが簡単に倒せる奴等じゃない」

静かに、また手の平に魔法をチャージしようとしたが…

ヒュ!ガキーン!

アステガ「おや、2度は持たないということでしょうか?ふふ」

グレがアステガに斬りかかっていた。

ギリギリギリ…

グレ「勘違いするな、今の貴様の相手は俺だ」

アステガ「そうですか…では…」

ス…バシュ!

ザザァ!

グレ「ちっ…!」

一瞬の隙も与えないような速さでグレの腹部に
ブラックウィドウを放った。
グレもさすがに近距離では避けることができず、直撃こそ
免れたが、衝撃によって吹き飛ばされた。

アステガ「ここまでです…ふふふ」

ヒュイイイイ…

すぐに手の平からアステガの魔法が追い撃ちをかけた。

ズバァ!

グレ「ぐぉあ!?」

バカーンと外壁が崩れ去り、直撃の衝撃によってグレは気絶してしまった。

コルネ「バカな!その程度でグレが…!?」

アステガ「ふふ…これが力の差というもの、神の力の前では全てが無!」

コルネ「傷が癒えていなかったのか…いや…。」

↓空中↓

オリアレス(くそ…勝てなかったか…)

落ち続けるオリアレス…

意識はハッキリしているものの、体が動かない。

(結局、誰1人助けることも、守ることも…俺には…)



お父様…。

オリアレス…。

(この…声…)

オリアレスの意識の中に浮かぶ2つの影がオリアレスに声をかけた。

クルネ「このまま諦めるの?」

(違う…しかし、体が言うことを…)

クルネコ「お父様は何のためにここへ?」

(俺は、お前を助けに…)

クルネ「それだけ…?」

(……それだけ?)

クルネコ「お父様は助けるだけに、ここまで来たんですか?」

クルネ「思い出して…助けるものと、守るもの」

グッ…!

(そうだ…)


昔の自分「俺には家族はいない…だが、そいつらにはいるだろう。」


(今の俺には…!)

オリアレス「家族がいる!」

輝く空色の青い目が、開き、槍を握る手にも力が戻り
その美しい大きな翼をいっぱいに開き
力強く羽ばたいた。

ズバァアアアアア!!

落下していたオリアレスは、凄まじい勢いで上昇していった。


↓屋上↓

大佐「いつまで寝ているグレ」

グレ(大佐?無事だったのか、どこだ?どこにいるんだ?)

闇莉「グレの目の前にいるよ、あは♪」

(闇莉も無事か、2人とも、どこにいるんだ?)

大佐「お前の任務を言ってみろ、グレ」

(任務…?俺は大佐を助けに…)

闇莉「守れもしなかったのに?」

(そうだ、だから助けに…)

大佐「誰が助けに来いと言った?」

(俺が助けたいから助けに…)

闇莉「グレでも助けたい人がいるんだ?」

(お前と大佐を助けたい)

大佐「強くなったな、グレ」

(俺が強い…?)

「それが本当の強さだ、グレ」

ググっと起き上がると同時にグレが発した言葉。

グレ「コルネ!大佐を…闇莉を助けたい!どうすればいい!?」

コルネ「…!?そうか、ならば…。」

ギギギギギギギィ!

グレ「っ!?」

ザク…。

グレ「コルネ!?何を…」

地面に剣の先を付け、火花を散らしながら突然コルネがグレに斬り
かかった、地面に剣の先を付けて、引きずるようにして斬りかかった
ことで、グレに到達する前に、思わず条件反射してしまったグレのナイフ
がコルネの腹部に深く突き刺さった、しかし、貫通するはずのナイフ
がコルネの体に収まるように刺さっていた。

コルネ「そして…こいつと協力して戦え…」

バサァアアアアア!

アステガ「ふふふ…1人は運命を受け入れ、もう1人は…面白い」

上昇してきたオリアレスの視界に飛び込んできたのは…
コルネにナイフを深く突き立てたグレの姿であった。

オリアレス「グレ!お前なにをしている!?」

コルネ「これが我々に残された勝機に繋がる…」

グレ「どういうことだ?」

ナイフを引き抜こうとするグレのナイフを止めるコルネ

コルネ「まだだ…オリアレス…お前は聖剣を求めたな…」

グレ「…?」

オリアレス「あぁ。」

コルネ「その武器に生き血を与えれば…その条件は間違いではない」

オリアレス「なに?俺はそのせいで…」

コルネ「ただ違うのは、聖剣ではなく、邪剣の復活だ…」

オリアレス「邪剣…?」

コルネの腹部からグレのナイフを通じて、グレの手にまでコルネの
血が流れ、血が地面に1滴また1滴と流れ落ちた。

コルネ「光あらば闇あらん…聖あらば、また…邪もある」

オリアレス「コルネ!もう喋るな!」

コルネ「我が肉体は既に…滅しているさ…。」

グレ「コルネ…」

「さぁ…グレ、我が魂を…その手に、引き抜け!」

ジャキーン!

グレがコルネから引き抜いたはずのナイフは、その姿を黒く輝く剣に変え

この世に、戦乱をもたらしたドミニオン族最強の武器

「邪剣コルネ」が復活した。

                        流浪戦記Ⅱ第23話終
# by kurukurune | 2008-06-30 03:16 | 流浪戦記Ⅱ第23話