皆さんいつもご愛読いただいてありがとうございます。
さて、今回も前回に引き続き、センナ作品の続編を お送りいたします。 早速どうぞ 流浪戦記アナザーストーリーⅡ 時は満ちた。今こそ約束を果たす時… sinob「アーレス、また、こっちにも来てくれよな」 アーレス「ああ…いつか絶対に会いにくる」 少し悲しげにエミルの男はもう1人のドミオニオンの男の手を取った。 sinob「アーレス、信じてるぜ」 アーレス「うん…行ってくるよ、sinob兄さん」 sinob「おう!たとえ血は繋がってなくても俺達は家族だからな!」 そして、青年は旅立った。 3年前の約束を果たすために…待ち人の下へ。 オリアレス…これは昔の名で今はアーレス。 元々はタイタニアだった。 3年前のあの事件以来ドミニオンとなってしまった。 でも、ドミニオンの体が気に入らないことはない。 本当はあの事件で二度と戻らぬ物になっていたと思うから。 そう、あの時もうダメだって、確信したときにあの出会いがなければ…。 ↓3年前、遺跡内部↓ オリアレス「クルネ!必ず…必ず迎えに行くから…待っててくれ!」 クルネ「オリアレスー!!」 彼女…クルネの声が遺跡に響き渡った。 彼女が無事にワープしたことを確認して、オリアレスはアルカナキングとの 戦いに集中した。 もう体はクルネをかばったときの怪我で、体力を失っている。 それでも、どうにか生き延びることを考えながら、キングの攻撃を避けていた。 避けるので精一杯だった。 いや、もう避けることすら辛くなってきた。 目がかすむ…息も荒い…視界がどんどん狭くなってゆく。 まさに絶体絶命だった。もう白い翼は動かない。 オリアレス「ここまで…か…」 キングの攻撃が飛んでくる。もう動けない。 クルネへの謝罪の言葉が浮かんできた。 が、諦めた心も、謝罪の言葉も、次の光景を目にして全て消えうせた。 キングがなぜかひるんでいる。取り巻きは全て倒されていた。 ???「おい、お前!大丈夫か?」 自分の目の前には中くらいのロボットにたいなのに乗ったエミルの男がいた。 一瞬目を疑った。もう幻覚を見ているのかと。 ???「まぁ話は後だ。こいつを片付けるから少し待ってな」 そういうと、男はキングに向かって行った。 オリアレスが口を挟む暇もなく、キングはその男に破られ 遺跡内には静けさが戻ってきた。 ???「何とかなったな。立てるか?」 オリアレス「あ…あんたは…?」 やっと口を開けたオリアレスだったが、遺跡内が揺れ始めた。 ???「くそっ!崩壊が始まったか…ワープ装置は起動してないし…」 このままここにいれば、崩壊する遺跡に飲み込まれて2人共終わりだ。 ???「こうなったら最後の手段だ」 そういって、男は1つの時空の鍵を取り出して オリアレスの近くへ行った。 オリアレス「遺跡内部じゃ時空の鍵は使えないぞ…?」 オリアレスは言った。 使えるのなら自分ですぐにでも使って脱出していた。 ???「へへっ、この時空の鍵は普通の鍵じゃないんだよ。さ、俺に しっかり掴まっとけ!飛ぶぞ!」 言われるままにオリアレスは男につかまり、 そして、時空の鍵が起動し、ふと目を開ける頃には もう遺跡内ではなく、何処かの街へと飛ばされていた。 ???「よしっ!成功!初めてだったから上手く飛べるか分かんな かったけど大丈夫だったな」 男は1人で喜んで納得していた。 オリアレスがやっと言葉を投げる。 オリアレス「すまない、今の状況がよく分からないのだが…。まず、ここは 何処であんたは誰だ?」 ???「ん?ああ、ここはアイアンサウスの街だ。来るのは初めてか?」 アイアンサウスというと、聞いたことはあったが、行ったことはなかった。 sinob「それで俺の名前はsinobだ。この街でいろんな物を作ってるんだ」 オリアレス「さっきの、特別な時空の鍵もsinobさんが作ったのか?」 sinob「sinobでいいぞ。さんはいらない。あの鍵は俺の自信作だ。 どんなところにも飛べるんだぜ?」 オリアレス「だから遺跡内でも飛べたのか…うっ!」 ほっとして、少し緊張感が抜けた瞬間 傷口の痛みが押し寄せてきた。 sinob「おいおい、怪我してるじゃないか。取り合えず、俺の家に向かおう」 そうして、2人はsinobの家に向かうことにした。 彼の家は下層の隅っこに立っていた。 広さからして、1人暮らしだろうとオリアレスはわかった。 sinob「そこのベッドに横になってくれ。今傷薬を出すからな」 オリアレスはうつぶせにベットへ体を預けた。 背中の方がずきずきする。 その、ずきずきする傷口にsinobは容赦なく、薬を塗りつけた。 オリアレス「うわあぁぁぁ!!」 あまりの痛さに少し叫んでしまった。 sinob「我慢しろよ。この薬、しみるかもしれないけど、よごくよく効くんだぜ」 そして、後は包帯を巻かれて、取り合えず治療は終わった。 オリアレス「っつ…手当てまでしてもらってすまないな…」 sinob「別に構わんさ。そういえば、あんたの名前聞いてなかったな」 オリアレス「俺は、オリアレスという。遺跡から助け出してくれて、ありがとう」 sinob「たいした事じゃないよ。何か遺跡広場にいたら、遺跡に仲間が取り 残されたって騎士団のやつらに話してる女がいてさ」 クルネか…とオリアレスは思った。 sinob「それで、騎士団のたつらが動かないから、俺がこっそり遺跡に入って、 それでまぁ今に至るってわけだ」 オリアレス「そうだったのか…本当に助かった。感謝する…ううっ!?」 sinob「どうした!?オリアレス!?」 急に傷口のところから体に伝わるように熱が広がっていく…熱い…。 体が燃えそうなほど熱かった。また目がかすむ… そのままオリアレスは倒れてしまった。 sinob「オリアレス!?な…これは!!」 オリアレスの体がどんどん変わってゆく。 タイタニアの体からドミニオンの体へ。 sinobの目がふと、傷薬の入れ物に目が行く。 そして、背筋に一瞬寒気が走った。 sinob「…まさか!」 オリアレス「うぅ…うあああー!?」 そして、オリアレスは1時間ほど気絶していた。 sinob「…オリアレス!」 オリアレスはsinobの声で気が付いた。 オリアレス「sinob…?俺は…一体…?」 少しずつ、体を持ち上げる。何故か背中の痛みがない。 sinob「オリアレス…すまない…」 オリアレス「何故謝る…?」 sinobは頭を下げて謝りだした。そして sinob「お前に塗った傷薬…あれ、傷薬じゃなくって、街のゴミ捨て場 に置いてあった薬だったんだ」 話によれば、ある日その薬を見つけて 実験に使えそうだったから、持ち帰ったが、 そのまま、引き出しに入れたままで、 傷薬と間違って塗ってしまったらしい。 sinob「本当にすまない…」 オリアレス「もう、謝らなくてもいい。薬の効果が切れれば元に戻れる…かも知れん」 sinobは決心したように顔を上げてこういった。 sinob「俺、その薬の研究するよ!オリアレスが元の姿に戻るために! それまで少し時間をくれないか?」 オリアレス「わかった。お前を信じるよ。それじゃ、それまでここで世話に なってもいいか?」 sinob「もちろんだ!」 こうして、2人の生活は始まった。 オリアレスはサウスの街を見学したり sinobの代わりに買出しへ行ったり 2人の仲は凄くよかった。 時期にsinobがオリアレスの兄貴分になって行き オリアレスもこの名前じゃいろいろと問題が起きそうだと思い ドミニオンの自分の名前をアーレスと名乗るようになった。 そして、時は過ぎ…。 sinob「オリアレス!やっと研究が終わったぞ!」 アーレス「戻し方が分かったのか?」 sinob「一応な。今度の新月の晩に月の光を浴びると戻るかも知れない」 アーレス「次の新月って…いつだ?」 sinob「それが…新月は昨日だったんだ…。だから、次の新月に… もっと早く気付いていれば…」 アーレス「そうか…ありがとう。sinob。でも、もう俺には時間がなくなったんだ」 sinob「時間…?」 アーレス「ああ。ある人を待たせていてな。約束からもう3年も経ってるんだ。そろそろ行かなければ」 sinob「え…それじゃアーレス、サウスを離れるのか?」 アーレス「残念だが、お別れだ」 sinob「…それじゃ明日の朝、俺の飛空庭で行ってくれ」 アーレス「分かった。感謝する」 その晩、2人は今までの思い出話やこれからの話で盛り上がっていた。 そして、翌日…。 オリアレスは待人の元へ向かった。 もう1つの故郷にもう1人の家族を残して…。 END ↓出演↓ オリアレス(アーレス) クルネ sinob ↓作者↓ センナ ↓作者コメント↓ ※前回作のオリアレスがドミニオンになった理由をまとめた物です。 読みにくいかもしれませんが、読んでくださった方に心から感謝します。 もちろんながら、このお話はフィクションです。(ぇ いかがだったでしょうか? 読まれた方は是非コメントをよろしくお願いいたします。 クルネコ「どうぞよしなに……♪」 < 前のページ次のページ >
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